Hola!みなさん、こんにちは。
志摩スペイン村では日本にいながら、まさに本場スペインの臨場感を体感できるフラメンコショーをお楽しみいただけます。
今日のブログではフラメンコショー「オペラ・プリマ」の魅力をご紹介!
今回のショーの演出・振付を担当しているのはスペイン舞台芸術の世界で高い評価を得ているダニエル・ドーニャ。
テーマはフラメンコの過去と現在そして未来へのつながりとなっています。
フラメンコが始まった19世紀のレパートリーで歌やギター、踊りも原始的なスタイルをベースとし、今までのフラメンコショーのなかでも特にシンプルな色彩で出演者の踊りや表情をありのまま感じることができます。
ショーは4つのシーンで構成されています。
オープニングは「伝統と革新」をテーマに、フラメンコのルーツと伝統に基づき、進化する様々なスタイルのフラメンコを表現しています。
ギターの音が響く中、スモークとシルエットで始まり、そしてスポットライトの中で迫力ある足さばきサパテアードへ、歌も入り音も少しづつ盛り上がっていきます。
フラメンコの様々な時代の曲種や踊りを取り入れており、最初のシーンなのに、たくさんの要素が詰まっていて、既に息をのんでしまう迫力と美しさです。
2つ目のシーンは「カフェ・カンタンテ」。
もともと居酒屋の中庭などで演じられていたフラメンコ。
掛け声や曲も最も古い時代のものとなっており、中には闘牛の様々な技を模した動きを取り入れています。
今日のフラメンコは、スペインの古典舞踊「ボレラ」とヒターノ(スペインにおけるロマ。いわゆるジプシー)の音楽が混ざり合い発展してきたという歴史があります。
今回のフラメンコショーの大きな特徴であるバレエのような踊りは、フラメンコの起源である「ボレラ」の文化を守りたいという演出家の思いが込められています。
またこのシーンでは、ショールといった女性ダンサーには欠かせない小物やカスタネット、タンバリンも加わり、さまざまなフラメンコの魅力もお楽しみいただけます。
そして3つ目のシーン「カラコレス」。
裾の長いバタ・デ・コラという衣装に身を包んだ女性のダイナミックな踊りと、2人の男性による求愛のゲームとも言える踊りの展開です。
扇と長いスカートを使った優雅な踊りに目が釘付けに。
最後のシーン「サンブラ」は、より多様性を取りこんだ新しい流れを表現。
照明の演出も加わり、とても印象的で美しい場面です。
その日のダンサーの気持ちやアドリブによって毎日少しずつ違った表情や踊りを楽しめます。
そして、静かに一人で踊った後は、全員が登場しにぎやかに!
ノリのいい曲調になり、フィナーレへと盛り上がっていきます!
男女のやり取りなどにもご注目ください。
伝統と近代、また大衆的なものと前衛的なもの、流行なジャンルなものまで、あらゆるものを取り込み19世紀から20世紀の二つの時代を表しています。
迫力と様々な表情、同調された脚踏み、出演者のカッコよさなど虜になることはほぼ必然で、幕は閉まっても皆さまの前にはフラメンコの新しい未来へと続くドアが開け放たれています。
この幻想的で、また映画のワンシーンのような舞台の余韻に酔いしれることでしょう。
初めてフラメンコを観ていただく方、これまでにフラメンコを観たことのある方、全ての方に今までにないここでしかないオリジナルのフラメンコとなっており、きっとフラメンコの魅力を上書きするでしょう!
上演後は無料フォトセッション(出演者のみ撮影)もありますので、ぜひ記念の一枚を撮影してくださいね。
30周年の志摩スペイン村で、まだ味わったことのない新しいフラメンコの魅力をお楽しみください。
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