志摩スペイン村

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2024 年 11 月 26 日
スペインのクリスマスに欠かせないお菓子「ポルボロン」

Hola!みなさん、こんにちは。

人気のお土産「ポルボロン」に、クリスマス限定のフレーバー「ストロベリー&チョコレート」が登場しています。

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開けた途端ふわりと、いちごのあまい香りが漂ってきて、すでにハッピーな気持ちに。ひとつずつ、キャンディーのように包まれているのも、かわいいです。

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包みを開けると見た目はシンプルなクッキーのようですが、食べると、ほろほろっと口の中で溶けていきます。

チョコレートといちごのやさしい甘さもたまりません。

 

ポルボロンは、スペインのクリスマスに欠かせない伝統菓子。中世の頃に、スペイン南部アンダルシア地方の修道院で生まれたと伝えられていて、今ではスペイン全土で愛されるお菓子となっています。

季節を問わず楽しめるお菓子で、スペインでは特にクリスマスやお祝いの時によく食べられるそうです。

 

口の中に入れて崩れないうちに「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えられたら幸せが訪れる、という素敵な言い伝えもあるんですよ。

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志摩スペイン村では定番のクラシコやバニラ、伊勢志摩ならではの伊勢茶味など、いろんなフレーバーを販売しています。

 

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やさしい甘さが口いっぱいに広がるポルボロンを食べて、素敵なクリスマスをお過ごしください。

 

※品切れの場合もございますので、あしからずご了承ください。

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2024 年 11 月 7 日
最高の組み合わせ!チュロス・コン・チョコラテ!

Hola!みなさん、こんにちは。

チュロスのお店「チュレリア」に冬限定のメニューが登場しています。

チョコレートにチュロスをひたして食べる「チュロス・コン・チョコラテ」です!

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チュロスの本場スペインでは、サクサクのチュロスを濃厚でとろとろのホットチョコレートに浸けて食べるのが定番です。

朝食やおやつの時間に食べるそうですよ。

 

今回のチュロスはミルク味です。

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ホットチョコレートの濃さは2種類、ビターとミルクから選べます。

ビターはとろみの強い濃い目のチョコレート。たっぷりチョコをつけて食べたい方にオススメ。

ミルクはまろやかな口当たりで、飲んでも体がほっこり温まって美味しいです。

 

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チョコレートが残ったら、プラス400円で「おかわりチュロス」もできます!

ぜひ、スペイン流のチュロスの食べ方でお楽しみください♪

チュロスのお店「チュレリア」の詳細はこちら

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2024 年 7 月 12 日
歴史ロマンを感じるローマの遺跡

Hola!みなさん、こんにちは。

志摩スペイン村には、スペイン現地の名所がモチーフのスポットがたくさんあります。そのひとつに「遺跡」があるのはご存じでしょうか。

 

サンタクルス通りの花壇越しや、ハビエル城博物館などから見ることができます。

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この遺跡はスペインにあるローマの遺跡をモデルに作られました。

 

スペインとローマって何の関係が?と思うかもしれませんが、実は歴史をさかのぼると深い関係が。実は、紀元前3世紀ころから、スペインはローマ帝国の支配下に置かれてたという歴史があります。スペインの国名「エスパーニャ」の語源は、ローマ人がイベリア半島全体を「ヒスパニア」と呼んだことが由来なんだそう。

 

今でも、スペイン各地にローマ帝国の面影を感じる建築物や遺跡が数多く残されています。

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志摩スペイン村に再現した遺跡は、セビーリャ郊外にある古代ローマの大都市イタリカの遺跡の一部がモデルになっています。イタリカは、ローマ五賢帝にも数えられるトラヤヌス帝やハドリアヌス帝が生まれた町としても知られています。

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柱などの遺構が再現されています。スペイン現地では、現在でも神殿や浴場、パン屋などの遺跡が残っているそう。

 

キャラクターミュージカルを上演中の「コロシアム」も、バレンシア州のサグント(ローマ名サグントゥム)の円形劇場をモチーフにしています、

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たくさんの人を収容できて、どの席でも見やすい階段状になった観客席にローマ人の知恵を感じますね。サグントには、1万人収容できる円形劇場がつくられたそうです。

 

ローマ人はすぐれた土木建築技術によって、神殿や公共施設、邸宅などを数多く建設しました。セゴビアの水道橋も有名ですよね。ハビエル城博物館ではミニチュアを見ることができます。

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接着剤や釘を使わずに石材を積み上げたこの橋は、15km以上離れた川から街に水を供給していました。はるか昔に、このような立派な建造物をつくり、今なおスペインに残り続けているなんて!偉大なるローマ帝国の歴史にロマンを感じずにはいられませんね!

スペイン名所めぐりはこちら

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2023 年 5 月 22 日
歴史と文化あふれるハビエル城博物館

Hola!みなさん、こんにちは。

志摩スペイン村といえば、様々なアトラクションや賑やかなエンターテイメントをお楽しみいただけるのはもちろんですが、スペインの歴史や文化に触れられていただけるのも魅力のひとつ。

ということで今回は「ハビエル城博物館」をご紹介します!

ハビエル城

このハビエル城は歴史の授業でおなじみのフランシスコ・ザビエルの生家を再現しています!

(ザビエルをスペイン語読みにするとハビエルになります)

スペイン ナバラ地方に現存するお城をほぼ同じ大きさで志摩スペイン村に造りました。

 

テーマパークのお城といわれてイメージするメルヘンなお城とはひと味違う、重厚な中世の城郭建築。

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異国情緒たっぷりで、入口へ入るまでもワクワクしますね。

 

城内に入ると、びっくりするほど大きな人形が!!

4m近くあります!

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「ヒガンテス人形」といい、スペインのお祭りではこの巨大な人形の中に人が入って踊ったり、町中を練り歩きます。

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順路に沿って階段を上っていくと、丸く切り取られた絵画が何枚も展示されています。

この陶版画、以前はカルメンホールに飾られていましたが、今年ハビエル城へお引越ししました。

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日本・スペインの同時代の象徴的な作品が描かれています。

元々は1992年にスペインで開催されたセビリア万博の日本館の正面入口に展示されていたもので、志摩スぺイン村が譲り受けました。

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この階段を上った先の2階では、アルタミラ洞窟壁画のレプリカをはじめ、スペインの歴史をたどる展示を見ることができます。

ハビエル城 アルタミラ洞窟の壁画

 

ハビエル城博物館は、スペインの歴史や文化を学べるのはもちろん、実はフォトスポットとしても人気です。

特に人気なのが1階にある居間。

フランシスコ・サビエルが生まれた16世紀当時の家具と調度品を集め、当時の生活を再現しています。

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窓辺に腰かけて写真を撮ると、他のスポットとはひと味違った大人っぽい一枚を撮影できるかも。

夕陽が差し込む時間帯も素敵ですよ♪

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展望台からの眺めもオススメです!

眼下に見えるのはローマの遺跡。

セビーリャの北西にあるローマ時代の大都市イタリカの遺跡の一部をモデルに作られました。

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いかがでしたか。

ハビエル城博物館には、今回ご紹介した展示以外にも見どころがたくさんある施設ですので、ぜひご来園の際は足を運んでみてくださいね。

 

オススメのフォトスポットはこちら

※写真を撮る方は、展示を見ているお客さまの妨げにならないよう、周りに配慮してお楽しみください。

※展望台は、雨天や強風時は閉鎖させていたくことがあります。

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2023 年 3 月 10 日
新フラメンコショー「レガード」へ込めた思い

Hola!みなさん、こんにちは。

新フラメンコショー「レガード」の上演が先月からスタートしました。

タイトルの「Legado(レガード)」はスペイン語で「遺産」という意味です。

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今回のショーでは、2つの焦点から「レガード」を描いています。

1つ目は古くから現代に至るまでのフラメンコの歴史を、様々な踊りで表現しています。

2つ目は長きに渡ってフラメンコショーの振付師として活躍した故“ホセ・バリオス“に音楽、振付で敬意を表しています。

 

まずフラメンコの歴史としては、衣裳からもフラメンコの歴史を感じることができます。

フラメンコ女性ダンサーの衣裳は昔、農家で働く女性たちが着ていた衣裳が由来となっており、今回のショーでは地味な色から始まり、だんだん明るい色の衣裳になることでも時代の変化を表しています。

 

それでは、それぞれのシーンを詳しく見ていきましょう。

 

第1景:ORIGEN(起源)

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宗教や生活習慣の違いから迫害を受けていた民族の嘆きや苦しみを歌で表現したものが起源と言われるフラメンコ。

その思いを力強いサパテアードで表現します。

このシーンの舞台の左右にある壁には、昔のフラメンコイベントのポスターが貼られています。

 

第2景:RAI’Z(根幹)

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その後フラメンコは、サパテアードにギターやカスタネットが加わり、スペイン全土へと広まっていきます。

 

喜びや愛情など踊りの表現の幅が広がり、現代フラメンコの根幹が形作られます。

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第3景:OPERA FLAMENCA(オペラ フラメンカ)

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19世紀、南米へと広まり陽気で魅惑的なエッセンスを吸収したフラメンコは、更にその枝葉を広げていきます。

第3景では曲調や踊りの変化にご注目ください。

 

第4景:TABLAO(タブラオ)

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現在では、食事をしながら舞台を楽しむ「タブラオ」がフラメンコ鑑賞の主流です。

観客は間近で繰り広げられる歌と演奏と踊りの迫力に魅了されます。

 

マントン(ショール)やバタデコーラ(裾の長いスカート)等で彩られた「現代」のフラメンコを体感してください。

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第5景:TRIBUTO(トリビュート)

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親から子へ、師から弟子へと伝えられていく「遺産」としてのフラメンコ。

ここ志摩スペイン村で受け継がれてきたリズムや踊りを、本作オリジナルの歌詞に乗せて表現します。

 

冒頭で、ホセ・バリオスへの敬意を表していると述べましたが、彼はスペインフラメンコ界を代表する偉大なダンサー兼振付師であり、2005年の「フラメンコ-フラメンコ」から志摩スペイン村のフラメンコショーの演出と振付を担当してくれていました。

ホセバリオスさん

 

ホセを継ぎ、今回のショーの演出・振付・構成を担当したのはベゴーニャ・ラモス。

彼女は長年、この志摩スペイン村の舞台で踊ってきたフラメンコダンサーの一人です。

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道具や振付けの一部は、歴代のショーで使われた思い出の詰まった物も使用しています。

 

そして、最後のシーンの歌詞はベゴーニャ自ら作詞し、ホセ・バリオスへの熱い思いを綴っています。

その中の歌詞の一部をご紹介します。

 

「離れていても、忘れないで。

あなたが残してくれたものは、心の奥にいつもあること。

きっと今年のシーズンも、みんなの事を見守ってくれてる。あの遠い空から。」

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歴史や思いが詰まったフラメンコショー「レガード」をぜひご覧ください!

 

・上演時間 25分

・上演場所 カルメンホール

・料金 500円※当日予約制、2歳以下は無料

フラメンコショーの詳細はこちら

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