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8月 31st, 2020
すばらしいフラメンコショーの数々をありがとう!

先日、フラメンコ界をはじめ志摩スペイン村にとっても悲しいニュースが入ってきました。

 

志摩スペイン村のフラメンコショーの演出と振付を担当してくださっているホセ・バリオスさんが8月25日に逝去されたとのことです。

 

彼はスペインフラメンコ界を代表する偉大なダンサー兼振付師であり、彼の訃報はフラメンコを愛する多くの人に大きな衝撃と悲しみを与え、彼の45歳での早すぎる死は「フラメンコ界にとって大きな損失」であるとスペイン本国の様々なニュースで報道されています。

 

今回は、志摩スペイン村から彼への感謝の気持ちを込めてブログを書かせていただきます。

ホセ

 

ホセ・バリオスさんには2005年の「フラメンコ-フラメンコ」から演出と振付を担当していただいています。

志摩スペイン村の歴史の半分以上である16年という長い期間を共に歩んできました。

 

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↑2005年「フラメンコ-フラメンコ」

 

2015年にスペインフラメンコ界の最優秀ダンサーとして表彰されるほどの才能を持ちながら、謙虚でいつも笑顔を絶やさない、気さくな人でした。

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↑2008年「フラメンコ-フラメンコ~ティエラ~」

ホセが特に気に入っていたショーの一つ。

その中でもホセおすすめのシーンが男性ダンサー4人が力強く踊る第3景「大地の男~ソレア・ポル・ブレリア」でした。

 

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↑2009年 志摩スペイン村15周年アニバーサリー作品「四季・フラメンコ」

ホセいわく、初めてのアニバーサリー作品であり特に力を入れて創り上げたショーです。

女性には珍しいパンツルックや男性には乗馬衣裳など斬新なコスチュームを取り入れました。

 

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↑2016年「フィエスタ・デ・セビーリャ」

セビーリャの春祭や闘牛、聖週間などをモチーフにしたショーで、美しい女性ダンサーが闘牛を力強く演じる場面がとても印象的でした。

 

当パークのフラメンコショー担当者によると、毎年来日したとき、地元のラーメン屋さんに行くことがホセの楽しみの一つだったそうです。

 

彼はラーメン(特に白湯ラーメン!)が大好きで仲間たちと一緒にラーメン屋さんへ行くと、いつも子どものように無邪気な笑顔で「おいしい、おいしい」と言って食べていたとのことです。

 

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↑現在上演中の「クラシコス」のステージでダンサーたちと一緒に撮影した1枚。

 

「クラシコス」は去年彼の地元であるコルドバで上演した同タイトルの「クラシコ」をアレンジしたショーであり、スペインでも日本でも彼の遺作となってしまいました。

カルメンホールにて、今年の11月30日(月)まで上演しています。

 

志摩スペイン村にとってどの作品も思い出の詰まった大切な宝物です。

数々のすばらしいショーをありがとう!

心よりご冥福をお祈りいたします。

Gracias  José.

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